1. 僕はもう少しと願って
安住の今は消えて
白い息が残る

    僕はもう少しと願って
    安住の今は消えて
    白い息が残る

  2. いつもの朝は気づけば紅くなり
使い古した暗喩は今日も届かず

    いつもの朝は気づけば紅くなり
    使い古した暗喩は今日も届かず

  3. ぬるい朝に醒め
日常はより冷たく
繋いだ手はより暖かく

    ぬるい朝に醒め
    日常はより冷たく
    繋いだ手はより暖かく

  4. 羽を落としてポツリ

    羽を落としてポツリ

  5. 青に赤が舞い降りて
霜月をめくって消えていく

    青に赤が舞い降りて
    霜月をめくって消えていく

  6. 季節を越えて。

    季節を越えて。

  7. どこまで走って、いつまでも届かない
気付けば想いはシワクチャになって
晩秋の夕暮れに、虚ろな譜面を
重い鋼の流星に、歪な願いを

    どこまで走って、いつまでも届かない
    気付けば想いはシワクチャになって
    晩秋の夕暮れに、虚ろな譜面を
    重い鋼の流星に、歪な願いを

  8. 夜をこえて渡る溪谷、
冷たい未明が姿を見せる。

    夜をこえて渡る溪谷、
    冷たい未明が姿を見せる。

  9. 希望を呼吸して朝を迎える。

    希望を呼吸して朝を迎える。

  10. 心がふたつ燈って
靄る今日を照らして

    心がふたつ燈って
    靄る今日を照らして

  11. 渾身の言葉が零れて
宙を漂って蓄積して
知らぬ間に失せる

    渾身の言葉が零れて
    宙を漂って蓄積して
    知らぬ間に失せる

  12. なにも考えないで
いつも通りさようなら
風に揺られて巡る輪廻

    なにも考えないで
    いつも通りさようなら
    風に揺られて巡る輪廻

  13. 近くて切なくてぜんぜん届かなくてもどかしくて

    近くて切なくてぜんぜん届かなくてもどかしくて

  14. この蒼の下で眠る。

    この蒼の下で眠る。

  15. 脈を離れて震える

    脈を離れて震える